ひとことでパソコンといっても、様々なタイプのものが存在しますが、最も普及しているのはデスクトップパソコンです。
この記事では、主にパソコンに関して初心者の方を対象に、デスクトップパソコンとは何かについてのほかに、メリットやデメリット、おすすめのメーカーに関して紹介・解説しています。
また、パソコン初心者向けによくある質問も掲載していますので、ぜひご覧ください。
- そもそもデスクトップパソコンとは何か
- デスクトップパソコンの選び方
- デスクトップパソコンのメリット・デメリット
デスクトップパソコンとは何か?

デスクトップパソコンは、箱型の本体と周辺機器から構成されるパソコンです。
モニターやキーボード、マウスなどは別々に用意する必要があり、自宅やオフィスなど、一定のスペースがある場所で使用することを想定しています。
一般的に、同価格帯であるならば、形状の異なるノートパソコン(モバイルパソコン)と比較した場合、スペック(性能)が高いことが多いことが特徴のひとつとして挙げられます。
デスクトップパソコンの選び方
デスクトップパソコンの選び方について、初心者でも分かりやすいポイントを以下に挙げます。
- 使用目的に合わせた性能を選ぶ
- 予算内で最適な構成やオプションを見つける
- 将来的に必要になる可能性のある機能を追加するために、拡張性に注目する
- 好きなメーカーやデザインで選ぶ
使用目的に合わせた性能を選ぶ
パソコンの使用目的として大まかに「ビジネス用途」「ゲーム用途」「クリエイティブ用途」の3種類に分類されます。
例えば、WordやExcelなどを使った事務処理がメインの用途なら、高い性能(スペック)は必要ないので、わざわざ高いお金を出してゲーミングPCを購入する必要はありません。
反対に、ゲームやクリエイティブな用途をメインに考えている人が、安くて控えめな性能のパソコンを買うのは、動作が重くてストレスが溜まるのみならず、最悪の場合、目的のソフトが起動すらしないでしょう。
予算内で最適な構成やオプションを見つける
どんな人でもパソコンを買う場合には予算があるでしょう。
したがって、予算内で最適な構成やオプションの組み合わせを見つけて購入することが重要です。
予算が限られている場合は、完成品を購入するのではなく、自作パソコンを検討しても良いですが、パソコン初心者にとってハードルが高いのでおすすめはできません。
将来的に必要になる可能性のある機能を追加するために、拡張性に注目する
デスクトップパソコンはノートパソコンと比較すると圧倒的にカスタマイズがしやすい点が特徴です。
購入時点では多少スペックが低かったとしても、あとから必要に応じてパーツを交換し、性能をアップすることができます。
したがって、将来を見越して拡張性の高いものを選ぶことも重要です。
好きなメーカーやデザインで選ぶ
パソコンを購入する際には、性能が非常に重要ですが、好きなメーカーやデザインで選ぶことも間違いではありません。
多少スペックで劣っていても、好きなメーカーやデザインのものであれば、愛着が沸いてくるでしょう。
デスクトップパソコンのメリット・デメリット
デスクトップパソコンのメリット
デスクトップパソコンの主なメリットは以下のとおりです。
- 大型のディスプレイを接続できるため、作業がしやすい
- 拡張性が高いため、将来的にパーツのアップグレードやカスタマイズが容易である
- CPUやグラフィックカードのスペックが高く、ゲーム用途やクリエイティブ用途など高度な作業ができる
まず、デスクトップパソコンは大型のディスプレイを接続できるため、非常に効率良く作業を行ったり、ゲームに没頭できたりします。
続いて、デスクトップパソコンは拡張性が高いため、将来的にパーツの交換・追加が容易に行えるため、丸ごと買い替えずとも性能を上げることが可能です。
そして、デスクトップパソコンに採用されるCPUやグラフィックカードなどの主要パーツは、ノートパソコンに採用されるパーツと同一型番(もしくは類似)であっても、基本的に性能が上になります。
そのため、同じ構成や価格の場合、基本的な性能はデスクトップパソコンはノートパソコンを上回ります。
デスクトップパソコンのデメリット
デスクトップパソコンの主なデメリットは以下のとおりです。
- 持ち運びに適していない
- ある程度の設置スペースが必要になる
- モニターなど周辺機器を追加購入する必要がある
まず、デスクトップパソコンはノートパソコンと違って持ち運びを想定して作られてないため、携帯性に欠けます。
したがって、自宅と職場の両方で使いたい、学校で使いたいなど、複数の場所や出先で作業したい方には向いていません。
また、最近はスリム型のデスクトップパソコンが増えてきましたが、それでもモニターやキーボードなどの周辺機器を購入、設置する必要があるため、スペースの確保や追加の出費が課題となります。
デスクトップパソコンのおすすめメーカー
デスクトップパソコンは世界中の様々な企業が製造・販売しています。
日本国内において、おすすめのデスクトップパソコンを販売しているメーカーは以下の3つです。
- ドスパラ
- マウスコンピューター
- パソコン工房
上記3メーカーは、BTOパソコンと呼ばれる形態でデスクトップパソコンを販売しています。
BTOパソコンとは、「Build To Order」の略で、カスタマイズされたパソコンのことを指します。
ユーザーが必要な機能や性能を選択し、メーカーがそれに応じてパソコンを組み立てることができ、BTOパソコンは、自作パソコンと同じように、必要なパーツを選択してオーダーすることで作成されます。
自作パソコンとの大きな違いは、カスタマイズできるパーツは基本的に商品ごとにお店側が提示した中からしか選択できない点で、組み合わせの自由度において下回る点です。
デスクトップパソコンの選び方についてよくある質問
- デスクトップパソコンを購入する際、CPUのクロック数は重要ですか?
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基本的にCPUのクロック数が高いほど性能が高くなりますが、もっと重要なのはどのCPUを使うかです。
CPUには基本性能が大きく異なる「Cleron」「Pentium」「Core iシリーズ」「Ryzenシリーズ」などがあり、Core iシリーズやRyzenシリーズが主流となっています。
簡単な事務処理程度なら性能の低いCeleronやPentiumでも問題ないですが、重い作業を行う場合は最新のCore iシリーズやRyzenシリーズを搭載したパソコンを選びましょう。
- パソコンのメモリはどれくらいあればいいですか?
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パソコンは普通に起動するだけでも一定のメモリを必要とするため、ストレスなく快適に作業を行いたい場合は最低でも8GB以上、できれば16GB以上のメモリを搭載したパソコンを選びましょう。
- 家電量販店でパソコンを買うのはおすすめできませんか?
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家電量販店でパソコンを買うことはおすすめできません。
最も大きな理由として、パソコンの性能に対して非常に割高なためです。
パソコンを買う場合は、「ドスパラ」や「マウスコンピューター」などの有名BTOパソコンショップを利用しましょう。
- グラフィックボードなしのパソコンでもゲームはできますか?
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動作の軽いゲームであればプレイできるゲームもありますが、基本的にグラフィックボードなしのパソコンでゲームをプレイすることはおすすめできません。
ストレスなく快適にゲームをプレイしたいなら、「ドスパラ」や「マウスコンピューター」などのBTOパソコンショップでゲーミングパソコンを謳っているモデルを購入しましょう。